めもちょう

ひたすら愚痴や独り言です

懐かしい映画

 ども。 今日は~仕事が暇~。 ヴァです。

 なんか、雨降りそうな感じで頭痛いです。←またかよ。
 たぶん、雨降らないと思いますが、昼まで暑かったのに、午後になったら急にひんやりして変な天気。
 明日は気温が下がって雨降りの予報なので、そのせいかな。
 気圧症は天候不順になるとつられて体調が悪くなるので今年はしんどいです。
 気温の乱高下で自律神経メロメロになってるので、また夜眠れなくなってしまいました。
 しかも下痢だよー。(自律神経崩れると腸の調子も悪くなるので便秘になったり下痢になったりする)

 あ。そうそう。先日、その不眠で夜とにかく眠れないので、翌日は休みだしこれはもう寝ないで気分転換したほうがストレス軽減になるだろう、とママンのタブレットかっぱらってきて、GYAOで何かアニメでもやってないか探して、異世界居酒屋のぶってやつを見て、そういえば映画は何かやってないかな?と探してみたら「さらばわが愛・覇王別姫」っていうチェン・カイコーの映画があったので、懐かしくなって見てしまいました。
 これは私が若かりし頃に映画館で見て、非常に良かったので原作は無いかと探したら、小説が出ていたので購入して読んだら、ちょっと意味の分からなかった映画の最後がハッピーエンド(?)で終わっていたので映画の最後の段小楼(トアン・シャオロウ)の笑みを含んだ名前の呼びかけの意味が分かって読んでよかったと思ったもんです。
 終わったら朝の6時になってて、結局その夜は一睡もできませんでした。

 映画は一番初めに現代のどこかの体育館で主人公二人が久しぶりに再会して覇王別姫という京劇を舞うシーンから始まりますが、そのあとすぐに主人公二人が子供の時代の清の頃にさかのぼります。
 主人公は二人で小豆(シャオトウ)と石頭(シートウ)という二人です。
 ひたすら小豆の石頭への片思いでお話は進みます。
 
 この映画は子役が素晴らしい。物語の半分くらい子役がお芝居をするのですが、幼少期の子役も、もう少し成長して中学生くらいの年代の子役も演技が素晴らしい。

 京劇はもともと男性だけが演じる舞台だったようです。文化大革命の弾圧で一時衰退しかけますが、伝統文化と見直され、今は国劇とされているようです。(調子いいなー)ただ、そのせいで女形はほぼ廃れてしまったようで、現代は女役は女性が演じることがほとんどのようです。

 なので、子役も大人もほとんどが男性。

 唯一、大人になって小豆は程蝶衣(チャン・テイエイ)、石頭は段小楼(トアン・シャオロウ)と名前を改め京劇のスターになりますが、小楼が前から口説いていた女郎の菊仙(シューシェン)をトラブルから救った事で結婚することになり、唯一女性が入ってきてどろどろの嫉妬劇が繰り広げられるのです。
 結婚して生活の為に役者を止めて欲しい菊仙。舞台の為にも自分のためにも小楼には役者でいて欲しい蝶衣のどろどろの嫉妬がうおおおって感じです。菊仙は蝶衣の小楼への気持ちも感じ取ってるようでバチバチ凄いです。
 そこに日中戦争だー日本軍の支配だー、日本敗北だー、国民党がやって来てー、なんだか訳の分からない内に文化大革命が起こって京劇は弾圧されるのです。
 主人公たちの人生めっちゃめちゃですよ。
 文化大革命で京劇の役者たちは自分の十八番の衣装と化粧の姿でみんなに囲まれて自己批判を強要されます。
 ここで私号泣。だって、もうみんな可哀そうなんだよ。
 主人公たちはもちろん、京劇の役者たちみんな。何も悪い事してないのに京劇なんて贅沢だ!悪だ!って勝手に決めつけられて弾圧されて。このシーン思い出すだけで泣きそうになります。子供の頃から一生懸命お稽古して拷問に近い折檻受けて頑張って頑張って役者になって、ちょっと前までみんなに凄い素晴らしいって褒められたのに、共産党がやって来たら悪だ!悪だ!悪だ!って責められて自分の秘密にしたい過去もばらされて。
 
 あらすじなんかはウィキペディアに書いてあるので「さらばわが愛・覇王別姫」で読んでください。
 もしくはギャオで2018年6月4日まで無料で見れます。ただし、3時間ほどあるので時間の余裕のある時に是非。

 英語のタイトルはFarewell My Concubineですが、Concubinが英語だとは思わず意味を調べてなかったんですが、妾という意味なんですね。項羽と妾の虞美人のお別れのお話なので、覇王別姫というお芝居自体の英語タイトルでもあるのかな?(違うかもしれませんが)



 ちなみに、日本で舞台化されたみたいで、程蝶衣役が東紀之さん、段小楼役が遠藤憲一さん、菊仙役が木村佳乃さんでした。もしかしてこの共演で知り合って東さんと木村さんは知り合って結婚したのかしら?←東のウィキペディアみたら、二人のキューピッド役がエンケンさんって書いてあったのでそのようですね。

 原作の本をアマゾンで探したら、文庫本なのに¥26,850になってました。今は絶版になってるみたいですね。私、間違いなく読んだし、たしか捨ててないので多分本棚にあるはずだが、にまんろくせんえんwwww文庫本だぞwww
 もう一回読もうかな。
 古本の文庫本が二万もプレミア付くなら電子書籍にすればいいのになぁ。


 ギャオはたまーに私の琴線に触れる映画が見れるので侮れないんだぜ。


 でわでわ